4回目は革の仕上げ処理です。
トコノールを使って裏革をコバ磨きで磨きます。
1. トコノール適量を裏革に付け、薄く全体に塗り広げます。前面に塗ってしまうと作業が難しくなるので適当な範囲ごとに塗っていくほうが良いでしょう。
2. トコノールがやや乾いてきたところでコバ磨きで均一に「ゴシゴシ」と磨いていきます。
写真のコバ磨きの場合はヘラになっている部分で磨きます。力が入れやすいガラス厚板のコバ磨きもクラフトショップで販売しています。
2. トコノールがやや乾いてきたところでコバ磨きで均一に「ゴシゴシ」と磨いていきます。
写真のコバ磨きの場合はヘラになっている部分で磨きます。力が入れやすいガラス厚板のコバ磨きもクラフトショップで販売しています。
3. 全体を磨き終えたらコバ(断面)を磨きます。
磨くコバに綿棒などを使い少し濡らします。トコノールを薄く塗りますがこの時も綿棒などを使っても構いません。裏革と同じく乾いてきたら磨き作業を始めます。
裏面とコバはどちらから処理しても構いません。コバは上写真の半円部分で磨きます。半円部には溝があり、コバを溝に当てて磨きます。油断すると革が溝から脱線するので注意しながら磨いてください。
1.6ミリの革厚だと磨いた感がわかりにくいですが、耐久性を高めるためにも処理することをお勧めします。
4. 磨き終えたら完全に乾く前に軽く二つ折りにして乾くのを待ちます。
広げた状態で乾かすと折り曲げて使う際にしわが入ることがあります。トコノールを塗った面が重ならないように注意して乾くのを待ちます。
トコノールで処理すると革の繊維がポロポロと落ちるのを防ぎます。使用する革のオリジナルな感覚を好む方は処理せずにそのまま使うことも可能です。
次回は穴へのゴム紐の通し方を説明します。
つづく…